水虫と聞くだけで不潔感がします。水虫は一度なってしまうと再発する可能性が50%とも言われているので感染しないように注意しましょう。水虫がきちんと完治したかどうかは必ず医師に判断してもらい、自己判断しないようにしてください。

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ラミシールの成分を詳しく解説

日本人の5人に1人が持っているとされる水虫は、身近な病気でありながらなかなか完治させることが難しい皮膚疾患です。
特に爪にできる「爪白癬」や角質増殖型と呼ばれるタイプの水虫は、ドラッグストアなどで購入できる外用(塗り薬)だけで原因菌を死滅させることは困難であるといいます。
こういった場合、外用薬と併用して経口抗真菌薬(内服薬)の服用が効果的です。

経口抗真菌薬には現在、テルビナフィンを主成分とした「ラミシール」とイトラコナゾールを主成分とした「イトリゾール」の2つの種類があります。
これらの抗真菌薬は、水虫にどのように作用するのでしょうか。
まずは水虫が発症するメカニズムについてみてみましょう。

水虫は、白癬菌という菌が角質に感染することで起こります。
白癬菌はたんぱく質であるケラチンをエサにして増えるため、皮膚のほか爪にも入り込むことがあります。
頭皮や胴体にも感染しますがもっとも多いのが足水虫で、水虫全体の7割を占めます。
足水虫はいくつかの種類に分けることができ、その中でも治りにくいとされているのが先ほどの爪白癬と角質増殖型水虫です。

抗真菌薬の有効成分であるテルビナフィンやイトラコナゾールは、白癬菌などの真菌の細胞膜を構成する「エルゴステロール」の生成を阻害することで、真菌の細胞の増殖を抑制し死滅させる効果があります。
この効果は外用薬の抗真菌薬も同じですが、外用薬の場合爪や厚くなった角質には浸透しづらく、その効果を十分に発揮させることが難しいのです。

ラミシールなどの経口抗真菌薬は、内服することでからだの中から有効成分を吸収し、真菌を効果的に死滅させることができます。
そのため外用薬の塗布だけでは完治が難しい場合にも高い効果を期待できます。
ただ稀ではありますが肝機能障害などの副作用が起こる可能性があるため、定期的に検査を受ける必要があります。
また、眠気やめまいを起こすことがあるので、服用のタイミングには注意が必要です。
爪が伸びきるまで、約半年から一年程は継続して服用します。

ラミシールなどの経口抗真菌薬は、皮膚科などの医療機関で処方してもらう医療用医薬品です。
そのほかの皮膚疾患を水虫と勘違いして悪化させてしまうケースも多いため、自己判断は避け、まずは医療機関を受診することをおすすめします。
適切に治療を行えば完治できる病気です。
家族などまわりの人のためにも、早めに治療を開始しましょう。

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